ゆくへも知らぬ 恋の道 第三幕 ~TW6;カナタ
●プレイング
貴女の好きにするといいですよ。
貴方は影隴……オブリビオンで。
鈴彦さんは、ヒトです。
二人だけの小さな世界に閉じ籠っていてもいい。
誰も困らない、そのとおりです。
貴女が、鈴彦さんの未来をそう決めるなら。
彼は、それに沿って生きて、そして年老いて死ぬでしょう。
彼の自由意志を尊重することは、貴女の籠の中の鳥にすることだ。
貴女には、見送ることしかできない。
自分の上を通り過ぎていくひとを、看取るしかできない。
同じ刻を過ごしていても、その生き様が異なるのです。
今の貴女たちは、とても幸せそうだ。
だから、今なら。
貴女の心を未来に開いて。
いま一度だけ、同じ刻を過ごせる希望を信じてみませんか?
ふわりと鈴蘭の花霞が舞う。
UC:鈴蘭の嵐
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